山梨 感染確認の男性はコンビニ従業員 発熱後も勤務

山梨 感染確認の男性はコンビニ従業員 発熱後も勤務
6日、山梨県内で初めて新型コロナウイルスへの感染が確認された60代の男性が山梨県山梨市のセブンイレブンに勤務していたことがわかったことを受けて、山梨県は8日午後、記者会見を開いて男性の勤務状況などを明らかにしました。
山梨県の発表によりますと、この男性は先月21日から23日にかけて、大阪や和歌山に1人で車で旅行に出かけ、21日の午後7時には大阪市中央区のライブハウス「americamuraFANJtwice」で行われたコンサートに参加していました。

男性は山梨県に戻ってから5日後の先月28日の夜から熱や頭痛、体の痛みなどの症状が出たということですが、症状が出る前の先月27日、山梨市にある加盟店「セブン‐イレブン山梨上石森店」に午後7時から午後9時までの2時間、勤務していました。

さらに、発熱などの症状が出たあとも、今月1日の午後8時から
翌2日の午前0時までと今月2日と4日、それにウイルスの検査を行った今月5日の午後7時から9時までの合わせて4日間、店で勤務していたということです。

県によりますと、男性は主に品出しや接客業務にあたっていたということです。

また、男性と濃厚接触した店の関係者は8人で、現在、そのうちの1人に発熱の症状があるほか、店のオーナーが経営する山梨市内のもう1つのセブンイレブンの店舗についても8日午後3時から休業としました。

県は6日の会見で、男性の仕事は1人での屋外の作業が中心で、濃厚接触者はいないのではないかと発表していましたが、県によりますと男性が、当初、セブンイレブンで勤務していたことを県に申告していなかったということです。

山梨県の長崎知事は「休業を補償する制度もあるので、お互いにうつらない、うつさないの共助の精神を大切に、行動の履歴確認には誠実に真実を述べてほしい」と呼びかけています。