福島 初の感染確認 クルーズ船乗船の70代男性

福島 初の感染確認 クルーズ船乗船の70代男性
福島県は7日夜、いわき市に住む70代の男性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。男性は集団感染が確認されたクルーズ船から下船した乗客で、県内で感染が確認されたのは初めてです。
これは7日夜、福島県の内堀知事が記者会見して明らかにしました。

それによりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのはいわき市に住む70代男性で、現在、県内の医療機関に入院して治療を受けていますが、症状は軽く、熱はないということです。

男性は、横浜港に停泊していて、集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客で、船内での検査では陰性でしたが、一緒に乗船していた妻が陽性となったことから、先月21日に下船したあと、国が指定する医療機関で経過観察を受けていたということです。

そして、27日に公共交通機関を使っていわき市の自宅に帰宅したということです。

今月2日からのどに違和感を感じ、6日になって悪化したことから、帰国者・接触者外来を受診し、7日に検査で陽性が判明したということです。

この間、先月29日と今月4日に、近所のスーパーをそれぞれ15分程度訪れましたが、いずれもマスクをつけていたということです。

県は、現時点で濃厚接触者はいないとみられるとしています。