「入国者待機要請」前に急きょ帰国・来日も 羽田空港

「入国者待機要請」前に急きょ帰国・来日も 羽田空港
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新型コロナウイルスの水際対策の強化で、9日から中国と韓国からの入国者への2週間の待機などの要請が始まるのを前に、羽田空港では予定を前倒しして帰国した人の姿などが見られました。
政府は、新型コロナウイルスの水際対策の強化で、9日から中国と韓国からの日本人を含めた入国者に対し、指定場所での2週間の待機などを要請することを決めました。

これを前に、羽田空港では朝から予定を前倒しして帰国した人や、急きょ予定を変更して仕事で来日した人の姿が見られ、マスクをつけた乗客の姿も目立ちました。

このうち、予定を前倒しして子どもとともに韓国から帰国した30代の女性は、「来週帰国する予定でしたが、待機要請の報道を受けて2人の子どもと一緒に予定を早めて帰ってきました。入国の制限などは必要だと考えていましたし、しかたのないことだと思っていますが、夫がまだ韓国に残っているので心配です」と話していました。

また、急きょ予定を変更して仕事で来日した韓国人の50代の男性は、「待機要請の決定に驚き、仕事のため1日でも早く日本に行こうと思いました。きょうのうちにまた韓国に帰る予定です。コロナウイルスの影響が収まって、早く元どおりになってほしいです」と話していました。