医師や看護師の子ども スポーツクラブが預かる 石川 七尾

医師や看護師の子ども スポーツクラブが預かる 石川 七尾
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で小中学校が休校となる中、石川県七尾市にあるスポーツクラブでは病院関係者が出勤できるよう、感染防止対策を徹底したうえで医師や看護師の子どもを預かる取り組みを始めました。
七尾市では今月3日から小中学校が休校となり、地元のスポーツクラブでは、6日から総合病院に勤務する医師や看護師の子どもを預かる取り組みを始めました。

6日は午前7時半すぎに看護師の母親が小学1年生と2年生の子どもを預けるために訪れ、子どもたちは検温を受けたあと、学習ドリルを使って自習に取り組んでいました。

新型コロナウイルスの集団感染への対策として、スポーツジムの休業が広がっていることを受け、このクラブでは、今月4日からフィットネス講座をすべて中止しています。

そのうえで、預かる子どもは10人までとして、過密にならないよう配慮し、テーブルなどを丁寧に消毒したり、1時間おきに窓を開けて換気したりするなど感染防止対策を徹底することにしています。

子どもを預けた看護師の女性は「預ける場所がなくとても困っていたのでこうした取り組みはありがたいです」と話していました。

スポーツクラブの小梶崇総支配人は「病院が機能しないのはとても怖いので少しでも貢献していきたい。子どもの健康管理には万全を尽くします」と話していました。