マカオ 感染者全員退院 31日間連続で感染確認なし

マカオ 感染者全員退院 31日間連続で感染確認なし
マカオ政府は6日、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認されて治療を受けていた10人が全員、退院したと明らかにしました。新たな感染者は6日まで31日間連続で確認されていないということです。
マカオ政府は6日会見し、新型コロナウイルスについて、ことし1月22日以降、10人の感染が確認されたものの最後の入院患者の女性が退院し、すべての感染患者が回復したと明らかにしました。

マカオでは税収の8割を占めてきたカジノの営業を先月19日までの15日間にわたって停止する措置をとり、新たな感染者の確認は先月4日を最後に6日まで連続31日間、止まっています。

政府は年間2700万人以上に上る中国本土からの訪問客に対し、ウイルスに感染していないことを証明する医療機関の書類の提出や詳しい検査を義務づけたほか、韓国とイラン、イタリアからの観光客に対しても14日間、強制的に隔離する措置をとっています。

こうした水際対策に加え、カジノでは営業再開後も一度にゲームに参加できる人数を制限して客どうしの接触を防ぐなど対策を強化したほか、市民や訪問客に対しても、引き続き外出を控えるなど、警戒を強めるよう呼びかけています。