アジア株式市場 各地で下落 新型ウイルス感染拡大懸念で

アジア株式市場 各地で下落 新型ウイルス感染拡大懸念で
6日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を及ぼすという懸念から売り注文が広がる展開となり、各地で株価は下落しました。
このうち、中国 上海の株式市場は、代表的な株価指数の「総合指数」の終値が、5日と比べて、およそ1.2%下落しました。

ほかのアジア市場でも売り注文が広がる展開となって、株価は軒並み値下がりし、各地の代表的な株価指数の終値は、5日と比べて、香港でおよそ2.3%、韓国でおよそ2.1%と大きく下落したほか、シンガポールで1.9%、台湾でおよそ1.6%下落しました。

また、オーストラリアもおよそ2.8%の大幅な値下がりでした。

市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、投資家の間では、世界経済に及ぼす影響への不安感が強まっている。株式市場は各国の経済指標の動向や感染の広がりを受けて、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。