川崎市 非常用の備蓄マスクと消毒液を高齢者施設などへ配付

川崎市 非常用の備蓄マスクと消毒液を高齢者施設などへ配付
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、川崎市は、市内の高齢者施設などでマスクや消毒液が不足し課題となっていることから、市の備蓄分の配付を始めました。
川崎市は、市内の高齢者施設や介護事業所などおよそ2400か所を対象に、職員が使うマスクなどの衛生用品が現在不足していないかや、今月中に不足するおそれがないかを調査しました。

その結果、400か所近くから不足しているとの回答があり、市は非常時用の備蓄からマスク5万枚と消毒液600本を提供することを決め、6日から配付を始めました。

川崎市中原区に設けられた会場には、事前に希望した施設などの職員が訪れて、次々と受け取っていました。

訪問介護事業所の女性職員は「マスクがあと1か月分しかなく、業者に問い合わせても在庫がないので不安でした。市の提供は助かります」と話していました。

川崎市高齢者事業推進課の原田恵美担当課長は「高齢の利用者の対応をされる職員の方たちから衛生用品が足りないという切実な声が寄せられているので、感染予防のためできるだけの対応をしたい」と話していました。