採用活動で通常の面接取りやめウェブ会議システム 日立製作所

採用活動で通常の面接取りやめウェブ会議システム 日立製作所
新型コロナウイルスの感染拡大で企業の合同説明会が相次いで中止となるなど学生の就職活動に影響が広がる中、日立製作所はウェブ会議のシステムを活用した採用活動を行っています。
日立製作所はことしの採用活動で通常の面接などを取りやめ、インターネットを使って対応することを決めています。

採用活動の一環として東京 千代田区の本社では6日、学生の相談に応じる会が開かれました。

関西地方に住む学生を含め5人がウェブで参加し、会社が求める人材などについて次々と質問して人事担当者の話を真剣な表情で聞いていました。

モニター越しに取材に応じた女子学生の1人は「ウェブだと自分の熱意が伝わるか心配で、最後は対面だとうれしい」と話し、男子学生の1人は「ウェブのほうがいろいろな企業の説明会に参加することができ、メリットも感じる」と話していました。

日立製作所の採用グループの中村圭佑主任は「画面を通してでも不安なくコミュニケーションが取れ、今後も実施していけると感じた」と話していました。

来年春に卒業する大学生の就職活動は今月本格的にスタートしましたが、企業の合同説明会が相次いで中止されたことなどから学生の間で不安の声も強く、企業にはインターネットの活用などで不安を和らげることが求められています。