サハリンー新千歳 定期便運航停止 ロシア運輸省 感染拡大で

サハリンー新千歳 定期便運航停止 ロシア運輸省 感染拡大で
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ロシアの運輸省は6日、ロシア極東のサハリン州と北海道の間の定期便の運航を停止するよう命じ、7日から運休することになりました。
運航停止になるのは、ロシア国営のアエロフロートの子会社、「オーロラ航空」が運航するサハリンのユジノサハリンスク空港と北海道の新千歳空港を結ぶ定期便です。

ロシアの運輸省は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策として、この路線の運行停止を命じ、「オーロラ航空」は7日から今月末まで週5往復の定期便の運休を決めたということです。

ロシアは、新型コロナウイルスの感染が広がった中国や韓国、イランなどとの間の航空便を制限していますが、日本との間の運航停止は初めてです。

一方、成田空港とサハリンを結ぶ路線のほか、モスクワやウラジオストクを結ぶ路線は継続されますが、空港での検疫を強化していて、感染の疑いがある人は14日間の隔離措置を取ることにしています。

また、サハリン州は北方領土を事実上管轄していて、ロシア側の北海道との間の渡航制限が長引いた場合には、北方領土へのビザなし交流事業などにも影響が及ぶ可能性もあります。