新型コロナウイルス 入国制限 日本語学校も戸惑い

新型コロナウイルス 入国制限 日本語学校も戸惑い
政府が中国と韓国からの入国者に日本人も含め2週間の待機などを要請することを決めたことについて日本語学校では、来月の入学を前に新入生が来日する見通しが立たない状態に戸惑う声が聞かれました。
東京 新宿区にある日本語学校では現在およそ40人の中国人留学生を受け入れていますが、今月に入って新型コロナウイルスの感染防止のために休校となっています。

今月13日に予定していた卒業式も中止となったほか、来月8日に予定されていた入学式も下旬に延期することを決めています。

そうした中、政府が要請を決めたことによって来月入学する予定だったおよそ30人の中国人留学生の来日のめどがたたなくなり、学校をいつ再開できるかや入学式を開催できるかなど今後の対応について見通しが立たない状態になっているということです。

6日午後、教室で自習する中国からの留学生もいましたがそのほかの学生の姿はみられませんでした。

さくら東京日本語学校の安藤雅之校長は「今回の措置は現状を考えるとしかたがないことだとは思いますが、今後の見通しが立たず不安は大きいです。それでも、感染が落ち着かなければ送り出す家族も不安だと思うので、お互い安心できる状態で入学できるようになるまで待つしかないと思います」と話していました。