126のデイサービス事業所に2週間休業を要請 名古屋

愛知県が名古屋市を中心に「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が2つ発生しているという認識を示す中、名古屋市は、市内の2つの区にある126のデイサービスの事業所に対し、7日から2週間、休業するよう要請しました。
愛知県内では、5日までに、北海道に次いで全国で2番目に多い57人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されていています。

関係者によりますと、このうち33人が名古屋市内のスポーツクラブの利用者や、利用者と接触するなどした人たちで、15人が市内のデイサービスの利用者や利用者と接触するなどした人たちで、この中には緑区の病院に入院中に感染が確認された人も含まれます。

こうした状況について愛知県と名古屋市は、県内で、名古屋市を中心に「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が2つ発生しているという認識を示しています。

こうした中、名古屋市は、デイサービスの利用者らの集団での感染拡大を防ぐためとして集団の一部の人が入院していた病院がある緑区と、緑区に隣接する南区にあるすべてのデイサービスの事業所に対し、7日から2週間、休業するよう要請しました。

対象となる事業所は合わせて126に上り、7日から休業できない事業所に対しては、休業を始めた日から2週間の休業を求めたということです。

名古屋市は、事業所が休業したあともサービスの提供が必要な利用者に対しては、担当のケアマネージャーに相談し、訪問ヘルパーなどの代わりのサービスを紹介してもらって欲しいとしています。