2月に訪日中国人6万人に 前年同月比10分の1 感染拡大の影響

2月に訪日中国人6万人に 前年同月比10分の1 感染拡大の影響
先月、日本に入国した中国人の数が去年の同じ月のおよそ10分の1の6万人に激減しました。外国人全体も半分以下に減り新型コロナウイルスの感染拡大が観光に深刻な影響を及ぼしていることが明らかになりました。
これは、6日の衆議院国土交通委員会で出入国在留管理庁が明らかにしました。

それによりますと、先月、新たに日本に入国した中国人は6万人を下回り、1日当たり2000人にとどまりました。

去年の2月は56万7000人余りだったため、10分の1近くに激減したことになります。

また先月、日本に入国した外国人は全体で100万人を下回り、去年の同じ月の236万9000人と比べると半分以下になっています。

また、先月27日から今月4日までの直近1週間に入国した外国人は、1日当たり1万人余り、中国人は500人を下回り、さらに落ち込んでいるということです。

新型コロナウイルスの感染拡大で、全国の観光施設やホテルなどでは外国人旅行者の予約のキャンセルが相次いでいますが、観光への深刻な影響が統計からも明らかになりました。