動画レシピに宅配… テレワークや臨時休校で消費に変化

動画レシピに宅配… テレワークや臨時休校で消費に変化
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためテレワークや臨時休校が広がる中、できるだけ自宅から出ずに宅配で買い物をする人が増えています。

宅配の注文増加 生協

東京都内を中心におよそ11万世帯に食料品などを宅配している東都生活協同組合では、2月下旬から宅配の注文が増え対応に追われています。

物流センターでは担当者がトラックに食料品や日用品などを積み込んで、次々に配達に向かい家を1軒ずつ訪問し、商品を手渡していました。

小学生と中学生の2人の子どもがいる40代の女性の利用者は「子どもの学校が休みなので食料品を多く買いました。自分で買い物に行く回数が減るので助かっています」と話していました。

組合によりますと、今週月曜、火曜の2日間の注文は前の年の同じ時期と比べて金額にして16%増え、コメが40%余り、レトルト食品やインスタント食品などがおよそ30%増えたということです。

東都生協で宅配事業を担当する小島健介さんは「外に出たくないという人が増え受注につながっている。感染拡大を不安に思う組合員も多いので商品をしっかり届けたい」と話していました。

動画でレシピを紹介

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため学校が臨時休校になり、家で過ごす子どもたちの昼食を手軽に作ることができるように、インターネットの動画配信会社が昼食のレシピを紹介するサービスを始めました。

料理のレシピを動画配信する「クラシル」の運営会社は、昼食のレシピを先月28日から特集を組んで提供しています。

例えば、ミートソース缶を使ったドリアや冷凍うどんと卵で作る温玉カレーうどんなど手軽にできて、子どもに人気のメニューを中心におよそ40のレシピを紹介しています。運営会社の橋本勇人さんは「親と子どもが一緒に作るレシピも教えてほしいといった声も寄せられている。よりよいサービスを提案していきたい」と話しています。