中韓からの到着空港限定 対象は半数の530便

中韓からの到着空港限定 対象は半数の530便
新型コロナウイルスの水際対策として、政府は、中国と韓国からの旅客機が到着する空港を成田空港と関西空港に限定するよう航空各社に要請しました。赤羽国土交通大臣は、要請の対象となる便は中国と韓国路線全体の半数にあたる530便に上ると明らかにしました。
国土交通省によりますと現在、香港やマカオを含む中国路線は、1週間に440便運航され、成田空港や関西空港以外の空港を発着し要請の対象となる便は、全国の14の空港で230便に上ります。

また韓国路線は現在、1週間に620便運航され、要請の対象となるのは、全国15の空港で300便に上り中国と韓国の路線を合わせると全体の半数にあたる530便が影響を受けることになります。

また政府は、海運事業者に対しても中国や韓国との間の旅客船の運航の停止を要請しました。

韓国路線はプサンと大阪や博多、長崎の対馬を結ぶ路線が1週間に30往復運航されています。

また中国路線は、感染拡大を受けて、現在はすべての路線が運休しています。

赤羽国土交通大臣は6日の閣議のあとの記者会見で「中国、韓国で発給されたビザの効力が停止されることなどで人の移動がかなり減少すると見込まれるが今回の措置の影響を注視したい」と述べました。