新型コロナウイルス 中韓発給済みビザ効力停止 閣議

新型コロナウイルス 中韓発給済みビザ効力停止 閣議
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本政府はきょうの閣議で、水際対策の強化として感染者の多い中国と韓国について今月9日午前0時から発給済みビザの効力を停止する措置を決めました。
これにより停止されるビザは中国でおよそ280万人分、韓国でおよそ1万7000人分に上るということです。

また、韓国と香港、それにマカオについては現在、90日間以内の短期の日本滞在はビザが免除されていますが、これも今月9日午前0時から措置が停止され、ビザの取得が必要になります。

これによって、中国と韓国からは外国人は新規のビザを取得しない限り、日本には入国できなくなります。

ただ、日本政府は現在、新規のビザ申請は慎重に審査を行う対応をとっていて、事実上、両国へのビザの発給はほとんど行われていない状態となっています。

一方で、すでに日本に入国している人は、日本から出国した時点でビザの効力が停止することになります。

一連のビザの制限措置は今月末まで実施されますが、外務省はさらに期間が延びる可能性もあるとしています。

こうした水際対策に関して、日本政府は中国や韓国をはじめとする国際社会との協力を強化するとしています。