国内でもワクチン開発の動き 新型コロナウイルス

国内でもワクチン開発の動き 新型コロナウイルス
国内でも新型コロナウイルスの感染が相次ぐなか、大阪のバイオベンチャー企業がワクチンの開発を始めたことを明らかにしました。早ければ半年後には人に投与して安全性や有効性を確かめる臨床試験を行いたいとしています。
大阪のバイオベンチャー企業「アンジェス」は、5日、東京都内で会見を開き、新型コロナウイルスのワクチンの開発を進めると発表しました。

ワクチンは、ウイルスの表面にあるたんぱく質に関わるDNAを使ったもので、すでに動物実験で使うワクチンの製造を始めているということです。

早ければ半年後には、実際に人に投与して安全性や有効性を確かめる臨床試験を行いたいとしています。

国内ではほかにも国立感染症研究所や東京大学の研究グループがワクチンの開発に向けた研究を進めるとしています。

また、海外ではアメリカやイギリスなどの研究機関や製薬会社がワクチンの開発を始めたと相次いで明らかにしているほか、中国政府が早ければ来月下旬に臨床試験を始められるという見通しを明らかにしています。