「クラスター 名古屋市中心に2つ発生」愛知県知事

「クラスター 名古屋市中心に2つ発生」愛知県知事
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、愛知県の大村知事は、県内では、名古屋市を中心に「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が2つ発生しているという認識を示し、国と県、それに名古屋市と連携して感染拡大の防止に取り組む考えを強調しました。
愛知県内では、4日までに、北海道に次いで全国で2番目に多い49人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されています。

このうち31人が名古屋市内のスポーツクラブの利用者や、利用者と接触するなどした人たちで、11人が、名古屋市緑区の病院で感染が確認された人と、入院前に同居していたり接触したりしていた人などです。

こうした状況を踏まえ愛知県の大村知事は、5日の記者会見で、県内では名古屋市を中心に、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が2つ発生しているという認識を示しました。

そして、国と県、それに名古屋市と連携して感染拡大の防止に取り組む考えを強調しました。

一方、大村知事は、与野党の間で「緊急事態宣言」を可能にする法案の議論が行われていることに関連して「法律が制定されて『緊急事態』となれば、県知事が外出自粛要請もできるが、そうならないことを願ってしっかり対応していく。そうしたことも念頭に置いて、万全の対応をしていきたい」と述べました。