山口で新たに2人感染確認 感染した男性の妻子

山口で新たに2人感染確認 感染した男性の妻子
山口県下関市は、今月3日に新型コロナウイルスに感染していることが分かった40代の男性の妻と子ども、合わせて2人の感染が新たに確認されたと5日、発表しました。これで山口県内での感染者は、合わせて3人となりました。
下関市では今月3日、市内に住む40代の会社員の男性が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。

これを受けて、県がこの男性の家族についても検査した結果、5日、40代の妻と小学生の子どもの合わせて2人の感染が新たに確認されたということです。

2人にはこれまでのところ発熱などの症状はありませんが、いずれも今後、県内の医療機関に入院し、経過観察を続けるということです。

男性の妻は下関市内で働いていますが、先月7日以降は出勤しておらず、主に自宅で過ごしていたとしている一方、子どもは今月3日に休校するまで市内の小学校に登校していたということで、県と市では、2人の外出先や学校での濃厚接触者などを調べています。

これで山口県内での新型コロナウイルスへの感染者は合わせて3人となり、下関市の前田市長は「市民の皆さんは不安があると思うが、冷静な行動を求めたい。私たちも全力で事態の改善に努めていく」と述べました。

山口県 村岡知事「冷静に受け止め 感染症対策徹底を」

新たに2人の新型コロナウイルスの感染が確認されたことについて、山口県の村岡知事は「広い範囲でウイルスがまん延しているわけではないので、冷静に受け止めてほしい。感染が広がらないように手洗いなどの感染症対策を徹底してほしい」と呼びかけました。

そのうえで「新型コロナウイルスの検査体制には余力があり、今後拡充も予定している。医療機関の受け皿も十分だが、今後の状況を見ながら増やすことも考える」などと述べ、検査や感染者の受け入れ体制は万全だと強調しました。