本の貸し出し無制限に 休校対策で秋田 大館の図書館

本の貸し出し無制限に 休校対策で秋田 大館の図書館
新型コロナウイルスの対策で学校が臨時休校となっている秋田県大館市の市立図書館では、休み中の子どもたちが読書を楽しめるように、ふだんは10冊までの本の貸し出しを無制限にしています。
このうち、大館市の栗盛記念図書館では5日も子どもたちが保護者と一緒に訪れ、気に入った本を借りていました。

大館市の市立図書館では休み中の子どもたちが繰り返し図書館に来なくても読書を楽しめるように、今月末までふだんは10冊までの本の貸し出しを無制限にし、貸し出し期間も1週間長い3週間に延長しています。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対策として今月19日まで、小学生から高校生までを対象に図書館の自習スペースの利用を制限しているほか、館内の消毒液を増やす対応もとっているということです。

図書館を訪れた小学4年生の男子児童は「家でじっとしているとつらいので、図書館に来ることができてうれしいです。歴史の本を借りたので家でじっくり読みます」と話していました。

栗盛記念図書館の保坂美保子館長は「今後も状況を注意深く見ながら子どもたちが本に親しめるようにしていきたい」と話していました。