新幹線や飛行機 キャンセル どうなるの?新型コロナウイルス

新幹線や飛行機 キャンセル どうなるの?新型コロナウイルス
感染拡大が続く新型コロナウイルス。政府が不要不急の外出を控えるよう要請したり、各地でイベントの中止が相次いだりしていますが、予約していた新幹線や飛行機をキャンセルしたら払い戻し手数料などはどうなるのでしょうか? JRと航空各社に聞いてみました。

新幹線

新幹線はどの路線でも全国一律で同じルールになっていて、通常、新幹線の指定席特急券の払い戻し手数料は、出発日の2日前までは340円、前日から出発時刻までは金額の30%かかります。そのうえでさらに乗車券の払い戻し手数料が220円かかります。

それが新型コロナウイルスでの影響であれば、多くの場合は払い戻し手数料はかからず、無料で全額払い戻すことができます。

JRによりますと無料で全額払い戻せるのは、
▽外務省による新型コロナウイルスに関する渡航中止勧告、または退避勧告を理由に旅行を見合わせる場合、
▽新型コロナウイルスへの感染に伴い旅行を見合わせる場合、
▽新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的にイベントの中止や延期、規模縮小などが決定したことを理由に旅行を見合わせる場合、
▽新型コロナウイルスへの感染防止を理由に旅行を見合わせる場合の以上4つの条件のいずれかに該当する利用者としています。

つまり新型コロナウイルスの影響でイベントの中止などがなかったとしても、感染防止を理由に家族旅行を見合わせる場合は払い戻し手数料はかかりません。

対象となるのは先月27日の午後以降の便で、新幹線だけでなく特急も含まれるということです。

ただしインターネットで予約した場合は払い戻しの方法が変わってくる場合があるということで、JRでは窓口に直接問い合わせてほしいとしています。

飛行機

国内の大手航空会社とLCC各社に対応を聞きました。全日空と日本航空は日本を発着するすべての国際線と国内線について先月28日から今月19日の搭乗分まで手数料を取らずに便の変更や払い戻しを行っています。

このうち感染拡大が続く中国各地とを結ぶ路線については
▽全日空は来月30日の搭乗分まで、
▽日本航空は来月20日の搭乗分まで手数料を取らずに払い戻しなどに応じます。

また全日空では韓国、台湾、タイ、イタリアの路線の便でも来月30日の搭乗分まで手数料を取らずに払い戻しなどに応じます。

スカイマークは先月28日から今月19日までのすべての国際線と国内線を手数料を取らずに便の変更や払い戻しを行っています。

ジェットスター・ジャパンは、国内線は今月5日から今月末までのすべての便が対象で、今月4日までに予約した場合にかぎり、手数料を取らずに便の変更や払い戻しを行うことにしています。なお手続きは今月19日までに行う必要があります。一方で国際線は現在も運航しているマニラ路線については通常どおり、手数料がかかります。

ピーチ・アビエーションは、国内線は通常どおり、便の変更や払い戻しには手数料がかかります。また国際線は減便して運航を続けている路線については先月27日から3月までの便で、先月27日までに予約された航空券の場合、手数料を取らずに便の変更や払い戻しを行うことにしています。

航空各社はホームページなどで詳しい内容を確認してほしいとしています。