感染拡大で休止の「子ども食堂」 代わりに手作り弁当配達 大阪

感染拡大で休止の「子ども食堂」 代わりに手作り弁当配達 大阪
子どもたちに無料や安い価格で食事を提供する「子ども食堂」では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて活動を見合わせるケースが相次いでいます。こうした中、大阪市にある「子ども食堂」では、食堂を開く代わりに手作りの弁当を届ける取り組みを始めています。
「子ども食堂」は経済的に厳しい家庭や共働きの家庭などの子どもに無料や安い価格で食事を提供する取り組みです。

先週から多くの小中学校が臨時休校となりましたが、全国の「子ども食堂」で作る団体によりますと、ウイルスへの感染を防ぐためとして活動を見合わせるケースが相次いでいるということです。

こうした中、大阪 中央区にある「子ども食堂」では、食堂を開く代わりに手作りの弁当を届ける取り組みを始めています。

この日はおよそ10人のメンバーが集まり、オムレツやギョーザなどが入った35人分の弁当をつくり、配達に向かいました。

家庭を訪れると、子ども一人ひとりに声をかけて弁当を渡していました。

この食堂では当面、週に3回程度、配達を行うことにしています。

子ども食堂「しま☆ルーム」の福井潤一郎代表は「子どもたちの元気な顔をみることができ安心しました。感染のリスクを考えると、いつものように食堂を開くことはできませんが、子どもたちへの支援は続けていきたい」と話しています。