職員感染の税務署 確定申告会場など閉鎖 大阪

職員感染の税務署 確定申告会場など閉鎖 大阪
大阪 堺市の堺税務署の職員が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、堺税務署は消毒作業などのため、5日、確定申告の会場などを閉鎖しました。
大阪国税局は、4日夜、堺税務署で事務を担当している60代の女性職員が新型コロナウイルスに感染していることを明らかにしました。

これを受けて堺税務署は消毒作業などのため、5日、確定申告の会場と総合窓口を閉鎖しました。

午前中、税務署には閉鎖を知らずに申告書の作成や相談に訪れる人が相次ぎ、職員が対応に追われていました。

42歳の会社員の男性は「わざわざ有給をとって確定申告の手続きに来たのに残念です。もっと市民に周知してほしかったが、しかたないので出直します」と話していました。

また、21歳の男子大学生は「アルバイトの収入を申告するために来ましたが、4月から奨学金をもらうために手続きが必要なので困っています。早く収束してほしい」と話していました。

大阪国税局では堺税務署の庁舎内の消毒や清掃を行うとともに、濃厚接触者の21人の職員を自宅待機として、6日から窓口業務を再開することにしています。

一方、女性職員の夫が勤務する京都市の下京税務署でも、5日午前中、総合窓口を閉鎖する措置をとりましたが、庁舎内の消毒や清掃を終え、午後1時から窓口業務を再開しました。