対面せずに荷物受け渡しも ヤマト運輸が新型ウイルス対応で

対面せずに荷物受け渡しも ヤマト運輸が新型ウイルス対応で
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宅配大手のヤマト運輸は、荷物を届ける際、利用者が希望すれば受領印をもらう対面での受け渡しはせず、荷物を玄関の前などに置く特別な対応を始めました。
ヤマト運輸によりますと新型コロナウイルスの感染拡大で一部の利用者から対面での荷物の受け取りを心配する声が寄せられているということです。

このためヤマト運輸では、インターフォンなどで利用者の意向を確認し、希望者には対面での受け渡しはせず、荷物を玄関の前などに置くことにしました。今月末までの特別な対応で受領印やサインも求めないということです。

このほか対面での受け渡しを避ける方法として、駅やコンビニなどに設置された宅配ロッカーの活用もホームページなどで案内しています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応としては、佐川急便も荷物を受け取った際に、スマートフォンの画面に専用のタッチペンで署名してもらう「電子サイン」を今月1日から順次、取りやめています。不特定多数の人が触るタッチペンに利用者から不安の声が寄せられたためで一時的な措置だとしています。

両社では感染防止対策としてドライバーには、マスクの着用や手洗いとうがいの徹底を呼びかけているということです。