空港検疫で初の感染者確認 ベトナムから帰国男性 中部国際空港

空港検疫で初の感染者確認 ベトナムから帰国男性 中部国際空港
4日、ベトナムから中部国際空港に帰国し、検疫でせきなどの症状を訴えた三重県の40代男性についてウイルス検査を行ったところ、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。空港の検疫で感染が確認されたのは初めてです。
厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは三重県の40代の男性で、先月16日からベトナムやカンボジア、フィリピンに渡航したあと、再びカンボジアに戻り、4日ベトナムを経由して帰国したということです。

男性は先月21日ごろから熱などの症状を感じ4日、中部国際空港に到着した際検疫所の健康相談室を訪れて息苦しさやせきの症状、それに胸全体の痛みを訴えたということです。

検疫所でウイルス検査を行ったところ新型コロナウイルスへの感染が確認され、愛知県内の医療機関に入院したということです。

厚生労働省によりますと、空港の検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは今回が初めてだということで、渡航歴などから男性は海外で感染した可能性があるとみて、WHO=世界保健機関などと協力して濃厚接触者などについて調べることにしています。