トヨタ 中国での新車販売70%減 新型ウイルスで販売店休業

トヨタ 中国での新車販売70%減 新型ウイルスで販売店休業
トヨタ自動車は新型コロナウイルスで多くの販売店が休業した影響などから、先月の中国での新車の販売台数が去年の同じ月に比べておよそ70%減少しました。
トヨタの発表によりますと、香港とマカオを含めた中国での先月の新車の販売台数はブランド全体で2万3800台にとどまり、去年の同じ月に比べて70.2%減少しました。

トヨタは高級車ブランドの「レクサス」がけん引する形で、このところ中国での販売を伸ばしていました。しかし、先月は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの販売店が長期の休業を余儀なくされたうえ、営業を再開した店でも来店者が減って販売台数が大きく落ち込みました。

一方、中国の自動車メーカーで作る業界団体は、先月1日から23日までの乗用車の販売台数が去年の同じ時期よりも89%減少したというデータを公表しています。

ほかの日系メーカーも今後、販売台数を発表する予定ですが、大幅な減少は避けられないとみられ、新型コロナウイルスの感染拡大が日本と中国の主要産業に打撃を与えていることが明確になりました。