感染の女性はファストフード店で接客 京都

感染の女性はファストフード店で接客 京都
京都市は3日に新型コロナウイルスに感染していることが確認された50代の女性について、市内のマクドナルドで勤務していたと発表しました。
女性が勤務していたのは、京都市南区にある大手ファストフードチェーン、マクドナルドの京都吉祥院店です。

女性は先月15日と16日の2日間、集団感染が疑われている大阪 都島区のライブハウスを訪れたあと、先月21日から37度以上の発熱が続き、3日夕方に新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

女性はこの間、京都中央信用金庫事務センターの派遣社員として勤務していましたが、京都市は4日に女性がアルバイトとして夜間にマクドナルドで勤務していたと発表しました。

発熱などの症状が出た前後に勤務した日時は先月20日と28日の午後8時から午前0時と、29日の午後6時から午前0時で、接客やレジなどの業務を行い、勤務中、マスクはつけていなかったということです。

京都市は、一緒に勤務していた22人の従業員との接触状況や健康状態を確認することにしています。

この店舗は3日の午後9時から営業を停止していて、保健所の指導のもと店内の消毒などを実施しているということです。

マクドナルド「感染予防 取り組み強化」

マクドナルド広報部は、アルバイトの女性が新型コロナウイルスに感染したことについて、「お客様と従業員の安全を最優先し、京都市との協議をもとに、調査への協力や店舗の営業再開について対応していきたい。また、感染予防の取り組みを強化していきたい」とコメントしています。

マクドナルドによりますと先月27日から、従業員は可能な限りマスクを着用するよう社内のルールを変更しましたが、全国的にマスクの調達が困難なため、推奨にとどめているということです。