休校中もネットで児童の様子や学習状況を確認

休校中もネットで児童の様子や学習状況を確認
新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校となる中、インターネットを通じて子どもの様子や学習状況を先生が確認する取り組みが広がっています。
日頃から授業にITを取り入れている東京 小金井市の公立小学校では、4年生以上の児童にパソコンが配布されていて、臨時の休校となった2日からは先生と児童がインターネットを通じて連絡を取り合っています。

4日は、5年生を担当する先生がテレビ会議のシステムを使って10人余りの児童と「朝の会」を行い、先生のパソコン画面に表示された児童と4日の学習内容を確認しました。

このクラスでは、休校中も児童が毎日、目標を立てて発表することにしていて、先生が日々の学習状況を把握することにしています。

男子児童の1人は「急に友達に会えなくなって寂しいけど、インターネットで話せるので楽しい」と話していました。

小金井市立前原小学校の蓑手章吾主任教諭は「ネット上でも顔を見て元気そうだと分かるので安心します。休みが長いので毎日続けて、マンネリ化しないようにしたい」と話していました。

この学習支援システムを手がけるNTTコミュニケーションズ、スマートエデュケーション推進室の宮川龍太郎室長は「遠隔でも一定のコミュニケーションはしっかり取れることが分かってきているので、民間の立場から先生をサポートしたい」と話していました。