新型ウイルス 各国で日本人などへの入国制限広がる

新型ウイルス 各国で日本人などへの入国制限広がる
日本で新型コロナウイルスの感染が広がる中、インド政府が、日本人などを対象にすでに発給されているビザを無効にすると発表するなど、各国が日本からの入国の制限や管理を強化する動きが広がっています。
このうち、インド政府は3日、日本人をはじめ、韓国人とイタリア人、それにイラン人を対象に、すでに発給されているビザを無効にすると発表しました。

また、先月1日以降に、日本や中国など5か国に渡航歴のある外国人のビザも無効になるとし、やむをえない事情がある人は、インド大使館などで、改めてビザを申請する必要があるということです。

さらに、就労ビザなどでインドに入国している日本人が出張や休暇でインドを出国した時点で、ビザは無効になり、新たに取得する必要があります。

一方、中国の北京と上海の市当局は3日、日本から訪れる人について14日間、自宅などで隔離するよう求めるなど入国後の管理を強化することを明らかにしました。

日本の外務省によりますと、3日の時点で、インドのように入国や入境する際に何らかの制限を設けている国と地域は22あります。

新型コロナウイルスの感染拡大が続けば、今後も入国制限などが広がる可能性もあり、外務省は、出張者や観光客などに対し最新の情報に注意するよう呼びかけています。