デマに振り回されるな! イタリアの校長のメッセージが話題に
新型コロナウイルスの感染が拡大するイタリアで、休校となった高校の校長が、今の世界の様子を17世紀に流行したペストによる混乱になぞらえ、デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らした全校生徒へのメッセージが話題となっています。
このメッセージは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校となっているミラノ市内の高校の校長、ドメニコ・スキラーチェさんが、学校のホームページに「生徒への手紙」として掲載したものです。
スキラーチェ校長は、この中でペストで混乱した17世紀のミラノを描いた文豪マンゾーニの作品を紹介し、「外国人への恐怖、感染源のヒステリックな捜索や、専門家の軽視、デマ、必需品の略奪。これらは小説からではなく、きょうの新聞から出てきたかのようだ」とつづっています。
そして「冷静さを保ち、集団の妄想にとらわれず、いつもの生活を送ってください。スーパーや薬局に駆け込むのはやめましょう。マスクは病気の人のためのものです。17世紀と比べて私たちには現代の医学があり進歩し、正確になりました。社会と人間性という最も大切な財産を守るべく、合理的な考えを持ちましょう」と呼びかけ、デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らしました。
新型コロナウイルスの感染拡大で食料品の買い占めなどの混乱は、世界の各地で起きていて、スキラーチェ校長のメッセージは各国のメディアで紹介されると、称賛とともにSNSで広がり、大きな話題となっています。
スキラーチェ校長は、この中でペストで混乱した17世紀のミラノを描いた文豪マンゾーニの作品を紹介し、「外国人への恐怖、感染源のヒステリックな捜索や、専門家の軽視、デマ、必需品の略奪。これらは小説からではなく、きょうの新聞から出てきたかのようだ」とつづっています。
そして「冷静さを保ち、集団の妄想にとらわれず、いつもの生活を送ってください。スーパーや薬局に駆け込むのはやめましょう。マスクは病気の人のためのものです。17世紀と比べて私たちには現代の医学があり進歩し、正確になりました。社会と人間性という最も大切な財産を守るべく、合理的な考えを持ちましょう」と呼びかけ、デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らしました。
新型コロナウイルスの感染拡大で食料品の買い占めなどの混乱は、世界の各地で起きていて、スキラーチェ校長のメッセージは各国のメディアで紹介されると、称賛とともにSNSで広がり、大きな話題となっています。