シンガポール 入国時に感染検査実施へ 検査拒否で禁固刑も

シンガポール 入国時に感染検査実施へ 検査拒否で禁固刑も
シンガポール政府は、せきなどの症状がある人がシンガポールに入国する場合、空港などの施設でウイルス感染の有無を調べる検査を行い、3時間から6時間で結果を出すと発表しました。検査を拒否した場合、外国人であれば入国拒否、シンガポール人であれば罰金や禁錮刑が科されるということです。
新型コロナウイルスの感染者が100人を超えているシンガポールの政府は、空港など入国時にせきなどの症状があり、入管の職員が感染の疑いがあると判断した人すべてに対し、その場で、のどや鼻からサンプルを採取してウイルス感染の有無を調べる検査を行うと発表しました。

検査結果は、3時間から6時間ほどで出るということで、その間、対象者は入国や国内での移動は認められますが、人との接触を避けるよう求められます。

そのうえで、感染が確認された場合には、直ちに病院に隔離されるということです。

また、検査を拒否した人は、外国人の場合入国が拒否され、シンガポール人の場合、日本円で約80万円以下の罰金や6か月以内の禁錮刑が科されるほか、永住者や長期滞在ビザを持つ人の場合、その資格が剥奪されるなどするということです。

インドネシアでは「注意喚起」

日本で新型コロナウイルスの感染者が増える中、インドネシア政府は3日、渡航情報を更新し、日本を4段階中の2段階目にあたる「注意喚起」に引き上げました。

インドネシアでは2日、マレーシアで新型コロナウイルスの感染が確認された日本人と接触した女性2人が、国内で初めて感染していることが確認されています。