北大 学生に旅行や屋内での部活動など 自粛呼びかけ

北大 学生に旅行や屋内での部活動など 自粛呼びかけ
国が設置した新型コロナウイルス対策の専門家会議が感染しても症状の軽い若い世代が気付かないうちに感染を広げてしまっていると考えられると指摘したことを受けて、北海道大学は学生に対し、国内外への旅行や換気が十分ではない屋内での部活動などを控えるよう呼びかけました。
国の新型コロナウイルス対策の専門家会議は、北海道での感染の広がりなどを受けて2日見解をまとめ、感染しても症状の軽い若い世代が気付かないうちに感染を広げてしまっていると考えられると指摘しました。

これを受けて北海道大学は在籍するおよそ2万人の学生などに対し、帰省や卒業旅行などで国内外に行くことのほか、換気が十分でない屋内で行う部活動、さらに懇親会や複数人での食事会などを控えるよう呼びかけました。

北海道大学はこの呼びかけの期限を北海道が出した「緊急事態宣言」に合わせて今月19日までとしていますが、延長もありえるということです。

大学は「若い人は感染してもほとんど症状が出ず、気付かないうちにほかの人に感染させる可能性がある。一人一人の責任ある行動をお願いしたい」としています。

呼びかけの取りまとめに関わった公衆衛生が専門の玉腰暁子教授は「今は何を控えるべきか、学生たちに具体的に提示することで実効性のある対策につなげたい」と話しています。