新型コロナウイルス 札幌市が市営地下鉄と路面電車の消毒

新型コロナウイルス 札幌市が市営地下鉄と路面電車の消毒
新型コロナウイルスの感染が拡大し、北海道で「緊急事態宣言」が出されたことを受けて、札幌市は市営地下鉄と路面電車で車両の消毒などの新たな対策を始めました。
札幌市では、2日から新型コロナウイルスの対策として市営地下鉄と路面電車の車両の消毒を行っていて、3日、札幌市南区の車両基地でその作業が報道関係者に公開されました。

消毒作業は、定期点検のために基地に入っている車両で行われ、清掃員は、消毒用のアルコールを染みこませたふきんで、つり革や手すりなどを拭いていました。

札幌市では、地下鉄368両と路面電車36両のすべての車両について、今月15日まで5日に1回程度、消毒を行うことにしています。

また、車内の換気のため、地下鉄については、車両の窓の一部を3センチほど空けたままにして運行するほか、路面電車は停車したときにドアを開放する時間を延ばすことにしています。

札幌市交通局の青葉宏明検修課長は「感染者が増える中、乗客の不安を少しでも解消するために、できるかぎりのことをしたい」と話していました。