市職員300人近く出勤できない可能性 業務縮小へ 神奈川 鎌倉

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神奈川県鎌倉市では、臨時休校や、職員が感染者が出たヨガ教室を利用した影響で、今月6日まで職員300人近くが出勤できない可能性があるとして、市役所の業務を縮小することを決めました。
鎌倉市によりますと、市内の小中学校を3日から臨時休校とするのにあわせ、小学生以下の子どもがいる職員に特別休暇を認めていて、最大で144人が休みを取る可能性があるということです。

これに加え、利用者の女性の感染が確認された鎌倉市内のホットヨガ教室を市の職員やその家族が同じ日に利用していたことがわかり、このうち1人に発熱などの症状が出ていたということです。

市では健康状態を確認しつつ、念のためこれらの職員や同僚など合わせて148人を感染した女性がヨガ教室を利用した日から2週間になる今月6日まで自宅待機させるということです。

この影響で全体の2割にあたる300人近い職員が出勤できない可能性があることから、鎌倉市は6日まで、窓口業務を縮小したり、訪問支援などを中止したりして業務を縮小することを決めました。

松尾崇市長は、「感染拡大だけは避けなければならず、最悪の想定をしたうえで、最善の策をとっていきたいのでご理解いただきたい」と話していました。