臨時休校要請も「休校せず」の小中学校は295校(2日時点)

国は全国の教育委員会などに対して、2日から臨時休校とするよう要請しました。しかし、自治体の中には休校としなかったところもあります。
NHKが、全国の放送局などを通じてまとめたところ、家庭や教育への影響を考慮し、当面は小中学校を休校とせず授業を続ける判断をしたのは、2日の時点で7つの県の19の自治体です。小中学校の数は、合わせて295校に上ります。

このうち栃木県大田原市は、市内の28の小中学校について保護者の負担軽減を考え、半日は授業を継続することにしました。

また、島根県は共働きの家庭などに混乱が生じるおそれがあるとして、松江市や出雲市の小中学校など156校が、当面通常どおりの授業を行うとしています。

沖縄県は、石垣市や竹富町など6市町村が現時点は感染者がいないため、休校しない判断をしたということです。

また、公立高校については、島根県の35校、特別支援学校については埼玉県や兵庫県などの54校が通常どおり授業を続けるということです。

このほか、さいたま市や岡山県倉敷市などは2日から休校としたものの、共働きの世帯などを対象に特別に教室を開放して児童を受け入れる取り組みを始めています。