社員3人が感染 事業を2週間全面停止 石川 能美

石川県能美市に本社がある繊維メーカー「小松マテーレ」は、社員3人が新型コロナウイルスに感染したことを受け、2日から2週間、事業を全面的に停止すると発表しました。
石川県能美市に本社がある繊維メーカー「小松マテーレ」では、先月24日から28日にかけ社員3人が相次いで新型コロナウイルスに感染していることが確認されています。

「小松マテーレ」の中山賢一会長兼社長らは2日、金沢市で会見し、感染拡大を防ぐため、2日から今月15日までの2週間、生産と営業活動を全面的に停止すると発表しました。

感染が確認された3人は、いずれも先月10日から15日にかけてパリに出張していて、出張に同行した人など濃厚接触した可能性のある社員30人余りを在宅勤務とし健康観察しているということです。

小松マテーレは、事業を停止する期間中、グループ会社の社員も含め、およそ1300人を原則、自宅待機にするとともに、体温チェックや健康状態を記録し、事業再開にあたっては体調がよい人しか出社を認めないとしています。

小松マテーレの中山会長兼社長は「クラスターになることを避けるため、最大限のことができるよう、14日間操業停止し、地域社会、社員とその家族、お客様すべてが安心できることを信じて決断した」と話しています。