大手デパート5社 2月の売り上げ大幅減 感染拡大の影響

大手デパート5社 2月の売り上げ大幅減 感染拡大の影響
大手デパート5社の先月の売り上げは、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、外国人旅行者の売り上げが落ち込んだことや国内の消費者の間で外出を控える動きが広がっていることなどから、去年の同じ月を最大で17%余り下回りました。
大手デパート5社が発表した先月の売り上げの速報値は、去年の同じ月に比べて、それぞれ大幅に減少しました。

このうち大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングが17.9%減少したほか、阪急阪神百貨店が14.3%、三越伊勢丹ホールディングスが13.6%、高島屋が11.7%、そごう・西武が6.5%の減少となっています。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で外国人旅行者の売り上げが大幅に落ち込んだことや、国内の消費者の間でも外出を控える動きが広がっていることなどによるものです。

デパートの担当者は「外出を控え、買い物を自粛しようという空気が怖い。消費者の不安が和らがないと、このムードは変わらないのではないか」と話しています。

大手デパート各社は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、臨時休業や営業時間の短縮などの対応をすでに打ち出していて、感染拡大の影響が広がっています。