給食事業者にも影響 新型コロナウイルスの学校休校で

給食事業者にも影響 新型コロナウイルスの学校休校で
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地で臨時休校が始まり、学校給食を提供している食品事業者にも影響が広がっています。
公益財団法人の「東京都学校給食会」によりますと、都内にある小中学校などの給食用に麺類を提供している事業者は21社、パンを提供している事業者は16社あります。

このうち、特にパンを提供している事業者は、学校給食が売り上げのすべてか大部分を占めているということです。

収入が減る一方で、従業員への給与の支払いは必要なため、経営に大きな影響が出ることになります。

全国組織の「全国学校給食会連合会」の副会長も務める、東京都学校給食会の伊藤彰彦理事長は「事業者の中には、3月の売り上げが完全になくなってしまうところもあり、経営に大きな影響が出るとみられる。各地の状況をまとめて国に支援を求めていきたい」と話しています。

「全国学校給食会連合会」では、2日から事業者の経営への影響を調べる作業に入っていて、3月中旬をめどに国に対し影響額の規模などを報告して、支援を要請することにしています。