新型ウイルス 都内の看護師1人感染 死亡した患者の看護担当

新型ウイルス 都内の看護師1人感染 死亡した患者の看護担当
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都内に住む20代の看護師の女性1人が、29日、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。この看護師は、感染が確認されて2月26日に死亡した男性の看護にあたっていたということで、東京都は、病院内で感染した可能性があると見て調べています。
都によりますと、感染が確認されたのは都内に住む20代の看護師の女性です。

女性は都内の病院に勤めていて、2月24日に発熱やせきの症状が出たため、その後は出勤せず自宅で過ごしていました。29日感染が確認されたため都内の病院に入院しましたが、症状は軽いということです。

女性が勤めている病院は、感染が確認されて26日に死亡した80代の男性が入院していた病院で、女性はこの男性の看護に2月14日と15日にあたったということです。

さらにその前日の13日には、感染が確認されて入院している男性の妻とも問診の時に接触したということで、都は、女性が病院内で感染した疑いがあると見て感染ルートを調べています。

女性の感染は、この病院の医師や看護師などを対象にしたウイルス検査で分かったということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて37人になり、このうち1人が死亡し、15人はすでに退院しているということです。