大阪 感染確認の女性が勤務する病院 外来診療など中止

大阪 感染確認の女性が勤務する病院 外来診療など中止
大阪府は新型コロナウイルスへの感染が28日確認された40代の女性が、東大阪市の病院で非常勤で働いていたことを明らかにし、この病院は院内の感染を防ぐため、29日から外来患者の診療などを中止することを決めました。
大阪府によりますと、女性が勤務していたのは東大阪市にある「医療法人清和会ながはら病院」です。

女性は、今月19日にのどの痛みやせきの症状が出て、別の医療機関を受診しましたが、一時、症状が回復したため21日に、ながはら病院で非常勤の看護助手として勤務したということです。

病院によりますと、女性は入院患者の入浴の介助や食事の配膳などを行っていた可能性があるということで、29日から当面、外来患者の診療や通所介護サービスを中止し、入院患者との面会も禁止する措置を取りました。

また、女性が勤務していた病棟の職員や入院患者49人の健康観察を行っているということです。

また、同じく感染が確認された女性の未就学の子どもは、21日に病院内の託児室に預けられていたということで、同じ日に託児室を利用した子ども12人と担当職員4人についても健康観察を行っているということです。

ながはら病院は、「ふだん通院していて、不安があるかたは、電話をいただければ可能な範囲で対応したい」としています。