フランスのベラン保健相は28日、首都パリからおよそ70キロ離れたオワーズ県で記者会見を行い、「国内で新型コロナウイルスが広がっている」と述べて、オワーズ県や南東部のアヌシーなど複数の地域で集団感染が起きているという認識を示しました。

そのうえで、感染拡大を防ぐため、あいさつの際に握手をしないよう呼びかけるとともに、オワーズ県の一部の学校を週明けから３日間、休校にすると発表しました。

フランスでは、28日までに57人の感染が確認され、２人が亡くなっていて、このうちオワーズ県の感染者は、全体の３分の１近い18人、アヌシーは６人となっています。

また、フランスのパルリ国防相は、オワーズ県のクレイユにある空軍基地でも複数の感染者が見つかり、対策を進めていることをツイッターで明らかにしました。