新型ウイルス クルーズ船の検疫に関わった女性検疫官が感染

新型ウイルス クルーズ船の検疫に関わった女性検疫官が感染
k10012307101_202002282137_202002282152.mp4
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で業務にあたった30代の女性検疫官が、28日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
感染が確認されたのは東京都内に住む30代の女性検疫官です。

厚生労働省によりますと、検疫官は新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で5日間、検体採取の補助などの業務を行っていたということです。

検疫官は医療機関にすでに入院し治療を受けていますが、発熱などの症状は無いということです。

クルーズ船の業務に関わった国の職員や検疫官で感染が確認されたのは8人となりました。

検疫官 下船後もウイルス検査

クルーズ船内で業務を終えた職員について、厚生労働省は当初、ウイルス検査を受けさせずに職場に復帰させていました。

しかし、感染拡大のおそれがないか国民に心配をかけているとして方針を一転し、下船した職員41人の検体を採取して、ウイルス検査を進めています。

さらに、職員だけでなく船内に入った検疫官およそ100人についても、下船後、今月26日から28日までに検査を行ったということです。

全員の検査結果はまだ出ていませんが、この検査によって28日、30代の女性検疫官の感染が確認されたということです。