USJもあすから3月15日まで休園決定 新型ウイルス

USJもあすから3月15日まで休園決定 新型ウイルス
大阪のテーマパーク、USJ=ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて29日から来月15日まで臨時休園すると発表しました。
大阪 此花区にあるテーマパーク、USJは、ハリウッド映画をテーマにした乗り物やショーなどで知られ、毎年1000万人以上の人が来場します。USJは、これまで通常どおり営業してきましたが、新型コロナウイルスによる感染が広がっていることを受けて、29日から来月15日まで臨時休園すると発表しました。

すでに購入済みのチケットについては、払い戻すことにしており、
詳しい手続きはホームページに掲載すると説明しています。

来月16日からは再開する予定ですが、今後の状況を踏まえて判断するとしています。USJは「お客様にご迷惑をかけしてしまい、心苦しいが、感染拡大防止のために休園はやむをえないと判断した」としています。

テーマパークの休園をめぐっては東京ディズニーランドと東京ディズニーシーも政府が大規模なイベントなどの中止や延期を求めたことに対応して、29日から来月15日まで休園することを決めています。

上野動物園も29日から臨時休園

東京の上野動物園は、新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、29日から臨時休園することがわかりました。

関係者によりますと、人が多く集まり感染のリスクがあることなどが臨時休園を決めた理由だということです。

上野動物園は、昨年度1年間で全国の動物園のなかで最も多い、496万人余りが訪れています。

「桜の通り抜け」も中止に

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大阪の造幣局は毎年4月に行なっている春の恒例行事「桜の通り抜け」をことしは中止することを決めました。

「桜の通り抜け」は大阪 北区にある造幣局で130年以上前から続く行事で、およそ560メートルの道におよそ340本の桜が咲き毎年、期間中の1週間に60万人余りが訪れます。

造幣局はことしも4月中旬に開催することを見込んでいましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためとして中止することを決めました。

政府は、大規模な文化イベントの2週間程度の延期や自粛を求めていて、1か月以上先の行事の中止を決めたことについて、造幣局は、「期間中は交通規制が必要となるなど関係する機関も多く、事態が収束する情報がない中、中止の判断が遅れると多方面に大きな影響が及ぶと考えた」と説明しています。

造幣局によりますと「桜の通り抜け」の中止は、第2次世界大戦の影響で開くことができなかった昭和17年から21年までの期間以来、2度目だということです。