競泳国内大会 相次ぎ中止 感染拡大で 五輪代表選考にも影響

競泳国内大会 相次ぎ中止 感染拡大で 五輪代表選考にも影響
政府が大規模なスポーツや文化イベントの中止などを要請したことを受けて、3月に予定されていた競泳の国内大会の中止が相次いで決まりました。東京オリンピックの代表選考会となる日本選手権までおよそ1か月となる中、調整を進める選手たちに影響が出ています。
中止となったのは、新潟県長岡市で予定されていた「中村真衣カップ水泳競技大会」と、金沢市で予定されていた「金沢オープン水泳競技大会」の2つの大会です。

いずれも3月7日から大会を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の要請を受けて中止を決定しました。

このうち、「中村真衣カップ」については、瀬戸大也選手などが東京オリンピックの代表選考会となる4月の日本選手権に向けて、最後の調整の機会として出場を予定していました。

今回の中止について瀬戸選手は「体調管理とウイルス対策をしっかりしていきたい。日本選手権もオリンピックを想定して観客を入れての開催になればと願ってはいるが、まずは早急に収束することを第一に願っている」とコメントしています。

日本水泳連盟は、東京アクアティクスセンターで4月1日に始まる日本選手権について、ほかにオリンピック代表選考の機会がないとして、現時点では開催する方針ですが、観客を入れずに行う可能性も含めて対応を検討しています。