韓国 ムン大統領の支持率低下 新型ウイルス対応に批判高まる

韓国 ムン大統領の支持率低下 新型ウイルス対応に批判高まる
韓国国内での新型コロナウイルスの感染者が2000人を超える中、世論調査でムン・ジェイン(文在寅)大統領を「支持しない」と答えた人の割合が51%となり、ムン政権の対応への批判が高まっている現状を反映しています。
韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」は、27日までの3日間、1000人を対象に行った世論調査の結果を発表しました。

それによりますと、ムン・ジェイン大統領を「支持する」と答えた人は、先週より3ポイント下がって42%となりました。

一方、「支持しない」と答えた人の割合は先週より5ポイント上がって51%となり、「支持」と「不支持」の差は先週の1ポイントから9ポイントに広がりました。

また、新型コロナウイルスへの韓国政府の対応については、「誤っている」が51%で、「よくやっている」の41%を大きく上回りました。

韓国国内での新型コロナウイルスの感染者が2000人を超える中、大統領府のホームページには、ムン大統領の弾劾を求める意見に賛同する人が、28日午前11時現在でおよそ125万人にのぼっています。

今回の世論調査の結果は、感染拡大に歯止めをかけることができていないムン政権の対応への批判が高まっている現状を反映していて、今後の展開しだいでは、4月の総選挙にも影響を及ぼすことが予想されます。