催しなどの自粛広がる中 秋葉首相補佐官が政治資金パーティー

催しなどの自粛広がる中 秋葉首相補佐官が政治資金パーティー
新型コロナウイルスの感染が拡大し、政府が26日大規模なイベントの中止や延期を求め、各地で催しなどを自粛する動きが広がる中、秋葉賢也総理大臣補佐官が、26日夜、地元で政治資金パーティーを開いていたことがわかりました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は、26日、今後2週間程度大規模なスポーツや文化イベントの中止や延期を求める方針を決め、各地で催しや集会を自粛する動きが広がっています。

こうした中、秋葉賢也 総理大臣補佐官が26日夜、地元・仙台市で政治資金パーティーを開催していたことがわかりました。

秋葉氏の事務所などによりますとパーティーは、26日午後6時から、仙台市内の施設でおよそ200人を招待して立食形式で行われ、事務所などのスタッフはマスクを着用したうえで、参加者に対してはアルコール消毒を要請していたということです。
これについて岡田官房副長官は、午後の記者会見で、コメントは控えるとしたうえで「政治活動についてはそれぞれの政治家から説明があってしかるべきだ」と述べました。

秋葉補佐官「感染リスクは低いと判断」

秋葉賢也総理大臣補佐官は27日夜、記者団に対し、当初パーティーの延期も検討したが、宮城県をはじめ東北地方で感染者が出ていない状況を踏まえ、感染のリスクは低いと判断して予定どおり行ったと説明しました。

そのうえで「よりリスクを回避するために安倍総理大臣が26日午後、3月15日までの自粛を要請したが、私のパーティーはその日の夕方に組まれていた。例年よりも規模を半分に縮小し、1時間強で切り上げたし、アルコール消毒液も用意していた。補佐官という立場だからこそ、慎重に開催の判断をして行った」と述べています。