マスク“抱き合わせ販売” 独禁法違反おそれ 公取が自粛要請

マスク“抱き合わせ販売” 独禁法違反おそれ 公取が自粛要請
マスクの品薄が続く中、一部のドラッグストアでマスクがほかの商品とまとめて高額で販売されるケースがあったことを受け、公正取引委員会は独占禁止法に違反するおそれがあるとして、業界団体に対し、抱き合わせ販売を行わないよう要請しました。
新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続く中、一部のドラッグストアでマスクが栄養ドリンクなどとまとめて高額で販売されるケースがあったということです。

公正取引委員会は27日、こうした抱き合わせ販売は独占禁止法に違反するおそれがあるとして、全国の薬局やドラッグストアが加盟する日本チェーンドラッグストア協会に対し、マスクの抱き合わせ販売を行わないよう要請しました。

公正取引委員会がこうした要請を行うのは異例のことです。

要請を受けて業界団体では133の会員企業に周知したということで「違反行為がないよう対応したい」と話しています。