「病院船」の導入後押しする超党派議連が発足

「病院船」の導入後押しする超党派議連が発足
大規模な災害や感染症が発生した場合に備え、船に病院の機能を持たせた「病院船」の導入を後押ししようと、超党派の議員連盟が発足しました。
船に病院の機能を持たせた「病院船」は、東日本大震災で沿岸部の医療拠点が壊滅的な被害を受けたことから導入の検討が始まり、クルーズ船での新型コロナウイルスの集団感染で、政府内から検討を加速させるべきだという意見が出ています。

こうした中、自民党や立憲民主党など、与野党の国会議員は「病院船」の導入を後押ししようと、超党派の議員連盟を発足させ、27日、設立総会を開きました。

冒頭、会長に就任した自民党の額賀 元財務大臣は「日本は四方を海に囲まれており、いかなる災害にも対応できる体制を作らないといけない」と述べました。

そして、議員連盟では「病院船」の機能や建造の方法などを検討し、政府に対して整備を求めることを法案化して国会に提出することを目指す方針を確認しました。