野党 森法相の不信任案など提出へ 与党は否決の方針

野党 森法相の不信任案など提出へ 与党は否決の方針
国会では、野党側が新年度予算案の採決に反対し、森法務大臣に対する不信任決議案と衆議院予算委員長の解任決議案を提出することにしています。与党側は午後の衆議院本会議でいずれも否決する方針で、予算案の衆議院通過をめぐる与野党の攻防は山場を迎えます。
新年度予算案を審議している衆議院予算委員会では、27日朝の理事会で、与党側が午後から締めくくりの質疑と採決を行いたいと提案しました。

これを受けて、野党側は国会対策委員長らが会談し、審議すべき問題が山積しているとして、採決には応じられないという方針を確認しました。

そのうえで森法務大臣は法解釈を変更して東京高等検察庁の検事長の定年を延長し、法治国家の根幹を揺るがしたほか、自民党の棚橋予算委員長は委員会運営が与党寄りだとして、不信任決議案と解任決議案を提出することにしています。
立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し、「森大臣は脱法行為を率先して行い、許しがたく、棚橋委員長は適任ではない」と述べました。

これに対し、自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し、「新年度予算案は、審議時間がかなり積み上がってきており、採決していい時間になっている。森法務大臣は大臣としての責任を果たしており、棚橋委員長の委員会運営にかしはない」と述べ、不信任決議案と解任決議案は速やかに否決する方針を示しました。

与党側は午後の衆議院本会議で、決議案をいずれも否決する方針です。そして予算案の27日の採決は見送り、28日衆議院を通過させて、年度内成立を確実にする考えで、予算案の衆議院通過をめぐる与野党の攻防は山場を迎えます。