プロボクシング 28日からの試合を中止・延期 新型ウイルスで

プロボクシング 28日からの試合を中止・延期 新型ウイルスで
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、プロボクシングでは28日から来月31日までのすべての試合を中止・延期とすることが決まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、安倍首相は26日昼すぎ、大規模なスポーツなどのイベントについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考えを示しました。

これを受けて、JBC=日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は26日協議し、28日から来月31日までの1か月余りの期間、全国で行われるプロボクシングの試合の中止・延期を決め、それぞれの興行責任者に要請しました。

JBCによりますと、この期間には全国で16の興行が予定されていて、タイトルマッチ10試合を含む約130試合が行われる予定だったということです。

また、27日も8試合が予定されていますが、これは選手の計量などが終わっているため、会場でマスクを配ったり当日券の発売を中止したりと、感染防止の対策を取ったうえで実施するということです。

JBCの安河内剛本部事務局長は「政府が厳格な対応をしていく方針である以上、それに従い、公共性を優先していく」と話しています。

一方、アマチュアボクシングでは、日本ボクシング連盟が来月予定されていた全国高校選抜大会と小中学生による大会をいずれも中止することを決めました。

ボクシング連盟では「高校生や小中学生にとって重要な大会であることは十分認識しているが、開催による人の流れにより大会そのものが感染源となるおそれがあり、断腸の思いで開催を断念することにした」などとしています。