プロ野球オープン戦 全試合を無観客に コロナウイルス

プロ野球オープン戦 全試合を無観客に コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の12球団の代表者などが集まって臨時の会議を開き、今月29日以降、72試合すべてのオープン戦を無観客で行うことを決めました。
東京都内で開かれた臨時の会議にはプロ野球の12球団の代表者に加え、斉藤惇コミッショナーも出席しました。

会議では今月29日以降に予定しているオープン戦の扱いを協議しました。その結果、現在の国内の状況や今後の感染防止の観点などから来月15日までに予定されている72試合すべてについて観客を入れずに行うことを決めました。

NPB=日本野球機構によりますと、プロ野球の試合が無観客で行われるのはオープン戦、公式戦ともになく、今回が初めての措置となります。

また12球団とNPBは今後、感染症対策の専門家を交えた対策委員会を設けたうえで協議を続け、来月20日に開幕するレギュラーシーズンは予定どおり開催できるよう、準備を進めていきたいとしています。

コミッショナー“3月20日の開幕を最優先に”

斉藤コミッショナーは会議のあと報道各社の取材に応じ「新型コロナウイルスの感染がこれ以上拡大すると、まさしく国難と言える事態に陥りかねない。今はプロ野球が感染拡大を防ぐためにできることは何かということを考えた。ファンの皆様には大変申し訳なく思うが苦渋の決断をした」と話しました。

そのうえで、「開幕を期待している数多くのファンの皆様の期待に応えたいというのはわれわれの一致した思いだ。今後は3月20日のシーズン開幕を最優先にさらに状況を慎重に見極めながら検討していきたい」と述べ、レギュラーシーズン143試合を通常どおり開催するために全力を尽くす考えを示しました。

楽天 立花球団社長「すべての球団で協力」

楽天の立花陽三球団社長は「楽天としての考え方を説明したが、ほかの球団と方向性は同じだった。来月20日の開幕戦に向けて、すべての球団で協力することがいい方向に進んでいくと思う」と話していました。

日本ハム 川村球団社長「今が大事な時期」

日本ハムの川村浩二球団社長は、「感染が拡大するのか、終息するのか、今が大事な時期なので、しっかり協力していきたい。公式戦に関しては今後1週間ごとに状況を確認していき、専門家の意見を聞きながら慎重に見極めないといけない」と話していました。

DeNA 岡村球団社長「公式戦へ万全の体制整える」

DeNAの岡村信悟球団社長は、「オープン戦を無観客で行うという決断に至ったこと、大変申し訳ございません。感染拡大を防ぐことを第一に考え、このような決断となりました。これから公式戦をファンの皆さまに安心して楽しんでいただけるよう関係各所と連携をとり、万全の体制を整えていきたい」と球団を通じてコメントを出しました。

またこれと合わせて球団は来月7日の試合後に予定していたファンとの交流イベントを中止することも発表しました。

中日 加藤球団代表「いつまでか時期が焦点だった」

中日の加藤宏幸球団代表は、「いつまで無観客で試合を行うか、その時期が議論の焦点だった。観客が入らないのに地方で試合をする意味はあまりないので、そこの部分についてはまた検討していきたい」と話していました。

西武 飯田球団本部長「致し方ない」

西武の飯田光男球団本部長は、「無観客となったことは致し方ないことだ。政府の要請もある状況で、まずは感染をこれ以上広げないために最善を尽くすということだ」と話していました。

広島 佐々岡監督「感染拡大防ぐため最大限努力」

広島の佐々岡真司監督は「新型コロナウイルスの感染拡大を考えると無観客になるのはしかたがない。楽しみにしていたファンは残念だと思うし、ファンの声援はいつも大きな力になっていたがわれわれも感染拡大を防ぐため最大限努力をしないといけない」と話していました。